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ご挨拶

会長挨拶

第32回日本老年麻酔学会 会長 中塚 秀輝

 この度、第32回日本老年麻酔学会の会長を仰せつかりましたことは、誠に光栄に存じます。会員の皆様には心より感謝申し上げます。
 今回は2020年2月8日(土曜日)と9日(日曜日)に倉敷市芸文館にて学会を開催させて頂きます。
 学会のテーマは、「チーム医療で高齢者の手術に備える ―元通りの生活へ戻るためにー」としました。日本老年麻酔学会ホームページの前事務局長・土田先生の挨拶文には、高齢者の術後は「元通りの生活を送ることは難しくなるのが現状」で、日本老年麻酔学会は、手術を受けた高齢者がより良い周術期を送れるように・・・(中略)発足した」とあります。順調な術後回復の障害、認知機能低下や譫妄は、高齢者が術後に元通りの生活に戻ることを難しくします。高齢者が元通りの生活に戻るために、我々にできることを考える機会にしたいと思います。まず術前の取り組みにフォーカスし、術中・術後へどう繋げていくのか、周術期外来、術前栄養介入、術前リハビリテーションなどチーム医療で高齢者が手術に備える手助けをする既存の取り組みを学び、今後の可能性を考えたいと思います。
 会場の倉敷市芸文館は、伝統的建造物群が保存されている倉敷美観地区に隣接しており、学会でしっかり学び、そして考えた後は、大原美術館での名画鑑賞や街歩きを楽しんでいただけます。瀬戸内の旬な魚や美味しい地酒なども、会員の皆様にきっと満足していただけると思います。
 会員の先生方のお知恵を拝借しながら準備をすすめ、倉敷で皆様にお会いできることを楽しみにいたしております。

第32回日本老年麻酔学会
会長 中塚 秀輝
川崎医科大学麻酔・集中治療医学1教室



事務局長挨拶

 日本老年麻酔学会の事務局長を務めさせていただく、東北大学の山内です。これまで運営に携わられた先生方が丁寧に築かれてきた運営体制を、さらに発展するように微力ながら全力で貢献します。どうぞよろしくお願いいたします。

 ヒトの老化は避けられません。生命を維持する基本的な機構が衰えるのは自明ですが、ここ数年麻酔関連で論じられることが広がっています。この背景は、手術方法や健康管理の進歩によって、従来は手術対象となりえなかった高齢者への様々な手術が一般化したことにあります。高齢者特有の術式や麻酔管理も出現しています。また、本学会員は現在544名で増加傾向にあり、麻酔科医が様々な分野に体系的に取り組む流れが、細部にまでいきわたってきた証左かもしれません。

 私が住んでいる東北地方は高齢化先進地域で、わが国の未来を試す場所となっています。これまで少子高齢化時代の医療やヘルスケアを、麻酔科の枠を超えて作り出すという研究活動をしてきました。そのやさきに本学会の役員の先生に声をかけていただき参加するようになり、宮城県からは私と仙台医療センターの吾妻俊弘先生が本学会の運営にも携わるようになりました。運営で配慮したいことは、最新・高度な医療の創出と普及、安全な麻酔に関しての情報交換です。そのためには開かれた運営、ニーズの吸い上げに努めてまいります。

 本学会で興味深いのは、老年麻酔という言葉に「高齢麻酔科医の医療レベルの維持」、「高齢麻酔科医から学ぶ場」という意味を含んでいるところです。後輩が先人の様々な経験、広く深い見識と洞察力、豊かな人間性から学ぶ場であり、エキスパートも初心に帰って学ぶ場です。その雰囲気を大切にする運営に協力する次第です。

 本学会には、麻酔とその関連分野できわめて多くの経験を積んだ先生方が一般会員として参加しています。学会の発展には様々な会員の皆様のご協力が必要なことは言うまでもありません。さらに、麻酔科医以外、医師以外、そして一般市民の方々にも関心を持っていただけるような学会になり、わが国における老年医学・医療の発展に貢献できることを願っております。皆様のご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 2019年7月11日

日本老年麻酔学会 事務局長
山内正憲 (東北大学医学部麻酔科学・周術期医学分野)

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